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2025年8月期 通期業績予想の修正について

当社の2025年8月期通期業績予想を修正しましたのでお知らせします。

当社は2024年11月1日の株式会社NNコミュニケーションズ子会社化に伴い連結決算に移行しました。1月14日の第1四半期開示で初めて連結決算を発表させていただきましたが、通期業績予想の修正は未開示であったため、今回発表に至りました。

今回はそのハイライトをお送りします。



通期業績予想修正 ハイライト

2025年8月期 通期業績予想修正ハイライト


売上高は、前回の2,374百万円から2,887百万へ21.6%増大幅に上方修正しました。これはNNコミュニケーションズの既存事業が加わった他、同社取次販売事業でのWebを中心とした販売リソースやノウハウを活かした少人数の事業者向け新規のクラウドPBXサービス販売の成長を見込んでいることによります。

経常利益は、前回の198百万円から193百万円、▲2.5%としました。実際にはNNコミュケーションズでの事業では利益が見込んでいるものの、1月の第1四半期決算で説明させていただいた通り、NNコミュニケーションズの株式取得のための関連費用を(▲23百万円)を計上したことや、のれん償却を見込んでいる(▲10百万円)こと、その他組織強化のための採用費用など若干の販管費の増加を見込んだものです。よって、当社が掲げるM&A戦略における先行投資によるポジティブなもので、事業の不振といったネガティブなものではないと考えています。

※ 前回の通期予測は、以下URL先 スライドP.19をご覧ください。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/5580/tdnet/2510286/00.pdf

※ 第1四半期の決算は、以下サムネイル先をご覧ください。


修正のポイント

音声ソリューション事業に大きな修正なし

第1四半期発表時にお伝えしたとおり、クラウドPBX「INNOVERA」の販売は順調であることから、プロディライト単体としての予想に大きな修正はありません。

NNコミュニケーションズ既存事業の見直し

2024年10月23日開示のNNコミュニケーションズ取得の適時開示資料において、同社、その子会社、そして孫会社の単純合算で赤字であることをお知らせしましたが、統合時に組織体制と事業における見直しを実施しました。具体的には経営陣の刷新と、市場飽和状態にあった取次販売事業における不採算商材の見直しを行い、利益を確保できる体制の構築しました。

※適時開示:株式会社NNコミュニケーションズの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

https://ssl4.eir-parts.net/doc/5580/tdnet/2512465/00.pdf


サブ・ブランド戦略に基づく新サービス

取次販売事業において、すでに市場が飽和状態であった商材・サービスに変わるものとして、その販売リソースやノウハウを活用し、これまで課題であった少人数の事業者向けのクラウドPBXの販売を見込んでいます。

これまでクラウドPBX「INNOVERA」が機能がリッチである一方、数人程度の事業者には価格帯がマッチしづらいという課題がありました。そこで少人数の事業者にフォーカスすべくサービス内容のシンプル化や販売方法を見直しを行い、ターゲットにアプローチできるようなクラウドPBXを企画し販売することを見込んでいます。わかりやすくいえばドコモでいうahamo、ソフトバンクでいうワイモバイルのようなスマホのサブ・ブランド戦略を固定電話・ビジネスフォンのカテゴリで再現するとお考えいただければわかりやすいかと思います。

なおサービスは、リリース時期になりましたらプレスリリースやIR noteなどでお知らせさせていただく予定です。ご期待ください。


NNコミュニケーションズの統合前と現在


ところで、統合前、NNコミュニケーションズは2024年3月期に1,709百万円の売上高がありました。一方で、その実績とプロディライト単体と単純合算した場合と今回の予想とを比較した場合、縮小しているように思われるかもしれません。これは、従来は取次販売事業の売上高と原価を総額表示で計上しておいたところ、同事業をプロディライトの会計基準と同じにしたことから、売上高と原価を相殺した純額表示になったためです。よって事業が不振になった等の要因で目減りしているのではありません。

※適時開示:株式会社NNコミュニケーションズの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

https://ssl4.eir-parts.net/doc/5580/tdnet/2512465/00.pdf


まとめ

2025年8月期通期業績予想の修正をまとめます。

  • NNコミュニケーションズ子会社化により売上高は上方修正

  • 経常収支は前回予想より下回るも、成長戦略の一つであるM&Aによる費用による影響が主であるため、ネガティブな要因ではない

  • プロディライト既存の音声ソリューション事業(INNOVERA)は引き続き順調、大きな修正はない

  • NNコミュニケーションズでは組織と既存事業の見直しとサブ・ブランド戦略に基づく新サービスを企画し、更なる成長を目指す


2月20日オンライン個人投資説明会に登壇します


2025年2月20日(木) 20:00より、マネックス証券主催の個人投資家向けオンライン会社説明会に当社代表の小南が登壇する予定です。詳細が決まり次第、プレスリリースにてお知らせします。本修正についてもお話しさせていただく予定ですのでご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

詳細や視聴については以下URLをご覧ください。

株式会社プロディライト 個人投資家向けオンライン会社説明会
https://seminar2.monex.co.jp/public/seminar/view/48775


編集後記

お読みいただき、ありがとうございました。
当社として上場後、初めてのM&Aであり、それに伴う通期業績予測の修正でした。初めてのことで戸惑うことも多い中、成長戦略の一つとしてM&Aを掲げている以上、今後もこのような機会は増え、シンプルに「シナジー」という言葉で終わらせず噛み砕いた説明が必要になってくると考えています。さまざまな制約がある中で、どこまで噛み砕けばいいのか、さらにどの切り口から説明すれば伝わるのかと悪戦苦闘している日々ですが、伝わっておりましたら幸甚です。

今後もコンテンツだけでなく決算関係の発信を充実させてまいります。IR noteの内容含め、当社IR活動について忌憚のないご指摘、ご意見を賜れれば幸いです。

経営企画室 清水


当社IRに関するお問い合わせは以下サムネイル先のフォームよりお願いします。